純粋なオイル、成分を100%採油した、正しいエッセンシャル・オイル(精油)を使ってこそ、アロマテラピーが実現できます。
精油はワインにたとえられます。丁寧に仕上げられた高級ワインは、一般のワインよりも保存期間が長く瓶の中で熟成していきます。
エッセンシャルオイル(精油)も同じです。
Dr.エバーハルトのエッセンシャルオイル(精油・蒸留法)は、適切に保管した場合、キャップを開けてから5年~5年以上保存できます。
ローズやサンダルウッド、フランキンセンスなどは10年保存が可能です。
キャップを開けて使い始めても、香りが短期間で劣化することはありません。
キャップを開けると当然ながら酸素が少しずつ侵入していきます。つまりだんだんと酸化していきます。
高品質の精油の場合は、酸化すると精油が劣化することはありません。却ってよい香りへと成長していきます。
つまり、品質の確かな精油、きちんと蒸留して得られた精油は、遮光瓶の中で徐々に熟成されていき、さらに良質の精油へと変わっていきます。
現在の社長は、ウリ・エバーハルトです。父親のロバート・エバーハルトの企業理念を引き継いでいます。
Dr.エバーハルト(理学博士)
本社所在地:ウィーン
会社設立年度:1987年
エッセンシャルオイル(精油)は、薬ではありません、植物です。主要成分だけから特質が生まれているのではありません。
含有成分すべてが作用しているものです。この事実を忘れないでください。
薬は、単数の成分が特定部位にだけ、直接作用します。
しかし、植物は何百もの含有成分すべてが、身体に心に、様々な部位に、いろいろな影響を与えます。
日本では、成分表を重視する傾向があります。成分表が営業ツールになることもあります。
求めている効果を得る目的で、成分を見て精油を選択した結果、文献に書かれているような効果がいつも得られるとは限らない、そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
どんなに優れた精油でも、成分によって精油を選択しても、希望通りの効果がでる、とは限らないのです。これは、精油そのものを確実にとらえていないために、起こることではないでしょうか。
成分、成分表からは精油の真のプロフィールがわかりません。
実際に精油を使い、様々な経験をしていくと、おのずと精油の本質が、感覚が磨かれていきます。精油は、成分という精油の一部分の特質にこだわるのではなく、精油そのものを感じ取る力、感覚を磨いていかねばなりません。
成分の分析をしても、専門家でも同定できない(どんな成分かを突き止められない)微量成分が存在してます。これが、精油は薬ではなく植物であることを意味します。
この微量成分には、精油そのもののエネルギーを増大させる力があります。
微量成分が存在するからこそ、主要成分が力を発揮するのです。
植物は、成分という一部分を見るのではなく、全体を見て、植物そのものを
受け入れていかねばなりません。
精油は、蒸留されると必ず分析が行われるものです。
Dr.エバーハルトの精油はすべて、フランスの分析機関で分析されています。
分析計測器 | HP6850 |
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カラム | DB-WAX,20m,100μm,0.2μm |
分析条件 | ISO 7609(1985)、11024-1(1998)、11024-2(1998)規格に適応 |
成分の割合(%) | GC/FID法でえられるクロマトグラムのピークにより計測 |
残念なことに、蒸留時間を短縮したり、温度を調節するなど、人間の都合に合わせた精油の蒸留が行われている現実があります。
主要成分の割合(%)が文献に記載されている割合に合致していれば適合する精油と考える人々がいるようです。
このような操作では、植物に含まれる100%の成分は抽出されないまま、植物にある微量成分を含め大事な成分が捨てられたままで、蒸留工程が終わってしまっています。
しかし、精油は薬ではなく植物です。
人間が作り出すものではありません。
この様な現実に対し、Dr.エバーハルトは警鐘を鳴らしています。
Dr.エバーハルトの精油は、古くからの蒸留法にしたがい、微量成分を捨てるのではなく、100%の成分を含む精油です。
昔からの表現にしたがうと「頭から尻尾まで」植物のエキスが抽出された精油です。
このために、自然・天然のやさしい香り、保存期間も長い、結果の得られる精油が生まれているのです。
利益だけを求めていると、植物に備わった真のパワーが発揮できない精油が生まれます。
ときどき、香りは比較的濃くても薬臭さが残る精油、変に甘い人工的な香りの精油、蓋を開けて6ヵ月もすると、香りが薄くなったり、油臭い香りに変わる精油に出会うことがあります。
自然・植物・精油に、すなおに、真摯に向きあってはじめて、真の植物エキスとはどのようなものかが理解できるのかもしれません。
そうでなければ、本当のアロマテラピーの効果はなかなか享受できないのではないでしょうか。